9日目:パムッカレ           ※1$=1620,000 TL ※



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石灰棚












































































































パムッカレ遺跡

石灰棚に行く途中、数人のガキが近寄って来て、空手の真似とかしてきたり、ジャッキー・チェンとかゆってきたり、俺のゆったこと真似したりして、明らかに俺をおちょくってきた。
これが全然スレてない子供やったらかわいらしくてそれもえーねんけど、観光地のスレスレのガキやから異様にムカついてくる。
しばいたろかとか思ってんけど、バカなことは止めとけって何とか自分に言い聞かせて、逃げるように石灰棚に入った。
トルコ人て良くも悪くも異様にしつこいんよな・・・・。

ヨーロッパはもうオフシーズンに入ってて、今日は更に日曜やったとゆうこともあり、石灰棚は人人人でめちゃめちゃ溢れとった。(写真にはあんま人おらんよーに見えるけど・・・・)
石灰棚、確かに凄い、それは否定はせーへん。
でも、何やこんなもんかて気持ちも無きにしも非ず。。。。
日差しを遮るもんがないから、めちゃめちゃ暑くて、しかもすんげー人で溢れてて・・・・。
やっぱ観光地はあかんわ、正直こんなとこ来る必要なかったんかも。
これやったら、エイルディルにもう1日おった方が良かったか。。。。

ペットボトルの水がふつーにあったかくなる程暑くて、石灰棚の出口出たとこの木陰で涼んどったら、前におったファミリーの女のコがバナナをくれた。
少ししたら、今度は豆の盛り合わせ(トルコ名物ピーナッツやヒマワリの種など)をくれた。
なんやかんやで、片言の英語とジェスチャーでお互いに必死にコミュニケーションとってたら、いつの間にか仲良くなってた。
で、いきなりアドレスを教えてくれた、手紙書いて電話してねって。
ありがとうって、手紙はまだ調べてゆっくり書けば何とかなるかもしれんけど、電話はお互い英語ほとんどしゃべられへんねんから話されへんやん。。。。(笑)

もらったバナナは横に置いとってんけど、しきりに食えってゆってくるから、じゃあってことでふつーにヘタからむこうとした。
が、全然むけへん。。。。そしたら、そのまま丸かじりしろって・・・・。
いやいや、皮も食べるんですかい!?とか思って尻込みしてたら、おっちゃんが半分にぽきっと♪

あ、これ キュウリ やん・・・・。

そーいえば、トルコって道端でキュウリ売ってたりして、みんな丸かじりしてたりするもんな。
でも、これイボイボないし、ぱっと見絶対バナナやと思うで。
てゆーか、バナナやと思っとった俺はちょっとがっかり、キュウリは今はちょっと・・・・。
そしたら、次は何故かペンをくれた。
全く意味が分からんくて、まさかくれたんやとは思わんくて、何?何?て思ってんけど、何か知らんけどくれた。。。。
いやいや、いきなりペンもらっても・・・・。
で、帰り際さらにキュウリをもう半分くれて、そのファミリーは帰って行った。


意味分かんね〜!!(笑)


何かよく分からんファミリーやったけど、あまりの観光地モードにうんざりの極みやった俺の気持ちを軽く和ませてくれるには十分やった。

捨てる神あれば拾う神ありやね♪(謎)

その時、俺は始めてこの街に来て良かったと思えた。
ほんのささいなことやったかもしれん。
でも、トルコ有数の絶景を観れたことなんかより、俺はこの家族と触れ合えたことの方が純粋に嬉しかった。。。。


しばらくそのまま同じ所でほけ〜っとしてた。
すると、今度は女のコ2人組が話しかけてきた。

おっ、逆ナンやん♪(爆)

「英語しゃべれる?」て聞いてきたから、「ほんのちょっとだけ」て答えたら、「でも、私はしゃべれない」って、、、、


やったら聞くなよ ! ! (笑)


歩○方の後ろにある“旅のトルコ語”を駆使し何とか話をしてみたところによると、このコらも大学生で、大学に行く為に田舎(アンタクヤってとこ)からパムッカレに出て来たんやとゆう。
で、年は20歳らしい。
う〜ん、妹と同い年か・・・・、圏外やね。(爆)

トルコ人て、みんな何故かすぐにアドレスを聞きたがる、で教えてくる。
もちろんこのコ達にも聞かれて教えたし、教えられた。
さっき会ったばっかやのに・・・・とか思ってたら、手紙をくれてゆーてくる。
だから、俺トルコ語分からんって。。。。

で、この日朝食以降何も食べてなかったから、どっかに安くておいしい店ある?て聞いてみたら、隣町(カラハユット)にならあるって。
てことで、30分の格闘の後、その店に連れて行ってくれるてゆうことになった。
(俺をその店まで連れて行ってくれるかてことをお互いが理解するのが難しくて難しくて、店の場所だけ教えられても俺一人じゃ行けんからね〜、言葉の通じひん者同士がコミュニケーションを取るのってほんま難しいわ。。。。)

で、3人でバスに乗る。
そしたら、私達2人の分のバス代も払えてゆーてきた。

はい?

それで行きと帰りに3人分のバス代払うんやったら、そこらのちょっと高いとこで食べるんと全然変わらんくなるやん!!
でも、今更断れんわな、、、、とか思ってたら、目的地に着くと逆に俺の分まで払ってくれた。

まじっすか!?

こんないいコ達を一瞬でも疑ってしまった自分がすんごい恥ずかしかった。。。。

で、どーやら俺を店に連れては行くけど、自分達はお腹減ってへんから食べへんらしい。
でも、俺の為にここまでしてくれたんなら、せめて少しくらいのお礼はしたいとか思って、自分らの分もおごったるよてゆーてんけど、いらんって。
もしかしてダイエット中やったんか・・・・?

注文を彼女らに任すと、ラフマジュンてゆうピザみたいな野菜を巻いて食べるやつと、アイラン(飲むヨーグルト)を頼んでくれた。
で、運ばれてきたら、彼女らはわざわざ全部食べ易いように切って、レモンまでかけてくれた。

何ていいコ達や! !  う〜ん、3つも年下やなかったらな〜。(爆)

食べ終わると、どーやら時間を気にしてるらしい。
たぶん、田舎から出て来たわけやから寮にでも入ってて、門限とかがあるんやろう。
彼女達はデニズリに帰るらしく、俺はパムッカレに戻らんとあかんかったから乗るバスが違うかった。
で、彼女達が乗るバスが先に来る。
そしたら、彼女達は俺が一人でパムッカレまで帰れるかめっちゃ心配してくれた。
1回バス乗ったのに、わざわざもう1回降りてきて、ほんまに大丈夫かって聞いてくれたりもしたし。
で、俺が大丈夫やでてゆーたら、めっちゃ心配そうな顔で帰って行った。

ほんま、何ていいコ達や! !  

パムッカレってゆう街には、カッパドキア同様その観光地化具合にうんざりしたけど、いい人達に出会えたことで、この街に来た甲斐が十分あったと思えた。
やっぱ、人と人との出会いってのは大切なもんやね。。。。


カラハユットに来るのに、確か10分くらいしかバス乗らへんかったから、パムッカレまではゆっくり散歩がてらに歩いて帰ろかて思った。
途中、パムッカレ遺跡を通ってんけど、暗くなってきたから端っこだけしか観んかった。
何かちょっともったいない気もしてんけど、こんな建築物の残骸を観るよりも価値のある出会いに遭遇できたから、それの方が何倍も良かったかなって思った。

そんなことを考えながら、また石灰棚を通って帰った。
行きはただクソ暑いだけやったけど、帰りは水が冷たくてめっちゃ気持ち良かった。
もう9時くらいやのに、今が丁度気持ちいいて、今日はほんまどんだけ暑かってん。。。。
そーいえば、さっきの女のコ達に見せてもらった新聞には、今日の気温は40℃とか書いとったよーな・・・・。
でも、こんなクソ暑い中でも敬虔なイスラム教の女の人は全身着固めてるし。
トルコ人は暑くないんか?熱いチャイ飲みまくるし。。。。


てか、冷やして飲めよ ! !


なんて思ったりなんかして。。。。(爆)

宿に帰る前に、丁度水がなくなった、でも小銭が250TLしかない。
こんな観光地じゃ250TLで水買えるわけないよな〜て思って1軒目の店に行ったら、やっぱり400TLやった。
10000TLで水とか買いたくないんよな、ただでさえ日本人は金持ちやとか思われてるのに、そんな買い方したらさらにそれに輪をかけるみたいやし。
(実はイスタンブールで1回やって、めっちゃ気まずかった経験あり・・・・)

で、もう1軒行って無理やったらジュース買おと思って聞いてみたら、250TLやって、、、、

おぉ神よ、今この瞬間確かに俺の上に神が舞い降りてきた!!(爆)

あまりの暑さに若干逝ってしまってた俺は、水を250TLでゲットできてめちゃめちゃ嬉しかった。
そして、ウキウキで宿に帰った。

が、部屋に入ると、むわ〜〜〜んて明らかに外よりも5℃は暑い・・・・。
とにかく、シャワー!と思ってシャワーを浴びて水を飲むと、さっき買った水がほとんど無くなってもーた。。。。
これはまずい、これだけじゃあ確実に朝までもたん。
そう思った俺は、結局ジュースを買いに行った、しかもファンタ1L・・・・。
チェックインする時は、エアコンてあんま好きくないし、エアコンなんかいらんわて思ったけど、内陸のパムッカレがこんなに暑いとはね。。。。

(本日の収支)           10日目 につづく    .















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