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2005/9/3 死海

死海への道連れは、クリフ・ホテルに行けば誰かおるやろうと思っててんけど、運が悪いことに、この日は誰もおらんかった。。。
毎日誰か1人くらいはおるらしーねんけどね。
なわけで、結局、1人で行くことになった。
もしもの時の足をシェアできんのは辛いな〜。

バスターミナルに行くと、予想どおり死海へ直で行くバスはないてゆうことやった。
てことで、予定どおりサウス・シューナ行きのミニバスに乗り込んだ。
客がいっぱいになるまで待っていると、大通りに死海行きって書いたバスが現れた。
まじで!?って感じで、すぐにダッシュしてんけど、バスはふつーに行ってまった・・・。
でも、ミニバスの運ちゃんは、あのバスには乗れないよみたいな手振りをしとったし、もしかしたら回送やったんかもしれん、、、ヨルダンでは珍しいキャリアウーマンっぽい女の人は乗り込んでてんけど・・・。

結局、元のミニバスで出発した。
ミニバスの運ちゃんは、チンピラ風のにーちゃんで、めっちゃガラ悪そうに見えてんけど、全然ボッてくることとかもなく、いたってふつーのにーちゃんやった。
むしろ、ベテランのおっさんの方が、確実にボってくる傾向にあるっぽい。

40分ほど順調に進むと、いきなり道を曲がって、大通りをそれ出した。
どんどん死海が遠ざかっていくのが分かってどーしようかと思ってんけど、少しするとこのままどこまで行くんかがちょっとおもろくなってきて、変なとこで慌てて降りてもどーにもならんやろしってことで、こーなったら行くとこまで行ってみるか、ってことにした。
行き着いた所は、サウス・シューナの町やって、結局道をそれたことが間違っているわけではなかった。
道それてから最低でも15分くらいは死海と逆方向に走ってたから、どこに連れて行かれてまうんやろと思って、ちょっぴりびびったりもしててんけど。(笑)

このサウス・シューナとゆう町、とにかく凄い町やった。
一言でゆうなら、ハエ王国!
とんでもない数のハエが飛び交っていた。
通りに八百屋があってんけど、そこは特にひどくて、もうわんさか群がっていた。
冗談じゃなく、軽く1000匹は超えてたと思われる。。。
桃なんか、半分くらい黒かったし、、、あの東南アジアでもここまではないでってゆうくらい。
その隣の店でファラーフェルをもらってんけど、これも確実にハエも一緒に揚げてるなって感じで・・・。
でも、気にしながらもちゃんと食べたけど。(爆)
やっぱ、せっかく善意でくれたのに、食べへんかったら悪いやん?
揚げてあるし、大丈夫っしょ、、、たぶん。。。

こんな小っこい町やし、バス出発するんいつになるんやろうとか思いきや、思ったよりも早く、30分弱待ちくらいで出発した。
小っこい村とかを回りながらバスは進んで行き、おぉー何か楽し〜とかって思ってたらいきなり、ここだ!てゆわれて降ろされた。。。
いやいや、確かに目の前に死海は見えるけど、ビーチなんかかけらも見えませんであんた・・・。
途中でお金を払う時、あらかじめ隣のおっちゃんに聞いてた運賃をそのとおり払ったら、何か運ちゃんがごちゃごちゃゆってて、俺はにーちゃんよく知ってるね〜ぼったくれんやん、みたいなことをゆーてるんやろと思っててんけど、実はこの額じゃ死海の手前までしか行けんぞ、とかってゆーとったんか!?
明らかにおかしなとこで降ろされて、どーしたもんやら。。。

辺りを見回すと、近くに検問が見えたんで、とりあえずそこまで行ってみることにした。
検問の兵士は、ノリノリのおっさん達やった。
しばらく話をしてみると、どーやらビーチまではあと4kmほどあるらしく・・・。
そばには装甲車もあって、すげーとか思ってたら、乗ってくか?って。
まじで!?これ乗れんの!?とか一瞬思ってんけど、当然そんなわけはなく、検問で止まった車の運ちゃんと何やらしゃべると、これに乗れ!って。
装甲車の方が良かったけど、でもらっきー。
おっちゃんありがとーって感じで乗り込んでみるも、実はそんなラッキーでもなかった。。。
明らかに4kmも進まんうちに、ここやってゆわれて降ろされたところは、高級ホテルがで〜んとあるだけで、またもやビーチなんかどこにもなく・・・。
そしてその車は、俺を降ろすと、そのまま走り去って行った。。。

・・・。(汗)

えーーー!?と思って周りを見回すも、やっぱりビーチなんか影すらもなく。。。
近くに工事現場があったんで、現場のにーちゃんらにビーチの場所を聞いてみたら、今来たこの道をふつーにあと2kmって・・・。

まじすか!?また途中で降ろされてるよ俺!!(T_T)

おぃおぃ、、、とか思いながらも、まぁ2kmくらいならって思って、肩を落としつつ仕方なくビーチの方に向かって歩き出した。
すると、15mくらい進んだところにまた人がおったんで、何気なくまた同じくビーチまでの距離を聞いてみると、何とあと1kmって。。。
おー、15mで1kmも減ったよ。(笑)

で、炎天下の中を10分ほど歩くと、見えてきたよビーチ!
入場料が4JDかかるみたいやってんけど、これって横の柵乗り越えたらふつーに入れるんちゃうん!?
シャワーはあの工事現場のにーちゃんが浴びてるやつ使わせてもらったらいーし、わざわざ4JD払う必要ないやんて思えてんけど、まーせっかくここまで来たんやしってことで、4JD払ってふつーに入ることにした。

おー、めっちゃガラガラ、観光客しかおらんやん!
そら、休みの次の日やししゃーないか、昨日ならすっげーいっぱい人がおったんやろーけどね。
まー、1人で来た俺にとっては、砂浜に置いとく荷物の心配が減るから、人おらんほーがいいねんけど。
てことで、荷物を適当な場所に置くと、死海に突入!!
おぉーーー、これすっげーーーーー!!!!!ほんまに浮くよ!!!
てか、めちゃめちゃ楽しーーー♪♪♪
水から上がったら身体痛くなるって聞いててんけど、そんなことも全くなく。
俺、皮膚弱いからちょっと心配しててんけど、ふつーに大丈夫やったし。
もちろん泥パックもしたりして、結局1人で2時間半も遊んでた。
いやー、それにしてもほんま楽しかったよ♪

大満足でビーチを出ると、その辺にいたにーちゃん曰く、アンマンへの直通バスはないてことやった。
ふ〜ん、やっぱり。
死海からの帰りはめんどくさい、てのはかなり有名な話みたいやしね。
アンマン行きのバスはないことはないみたいやねんけど、ミニバスやから時間が決まってるわけやないし、最悪ヒッチになるから、できるだけ1人では来たくなかってんけど、まだ全然明るいし何とかなるっしょ。
検問のおっちゃんらおもろかったし、とりあえずその辺まで行ってみるか。

てことで、またな〜んもない炎天下の道を歩き出すと、いきなり後ろからバスが追い抜いて行った。
おぉー、まじで!?
にーちゃんらがバスはないってゆってたから、全然後ろ気にしてなかったよ!不覚。。。
まーいっかと思って歩いてると、またバスが俺の横を通り過ぎた。
えー、そんなすぐに次のバス来るん!?
しばらくは来ーへんやろと思ってたから、めちゃめちゃ油断しとったわ、俺ってバカ〜。。。(T_T)
でも、そんな頻繁にバス来るんなら、次もまたすぐ来るっしょ、と思って歩いてたら、1台のトラックが俺の前で止まった。
トラックに乗ってたのは、めちゃめちゃノリノリなおっさんやった。
結局、2kmくらい先の工事現場まで乗っけてもらってんけど、その間終始下ネタ・・・。
やっぱ、言葉は分からんくても、1番分かり易いのはそーゆーことよね。(笑)
ほんの2kmくらいやったけど、検問までちょっと近づけたし、楽ちんやったし、向こうから乗せてくれてめっちゃ嬉しかった。
おっちゃん、ありがとー!

てことで、トラックを降りると、歩いて検問へ。
おっちゃん、また来たでーて感じであいさつすると、シャイをごちそうしてくれた。
しばらくだべっててんけど、さすがに兵士のおっちゃんもバカアジア人の相手にも飽きてきたんか、そろそろ行けって言い出した。
検問は片側車線だけやったから、さすがに反対車線の車までは止めてくれんかった。
ちょっと期待はしててんけどね。。。
なもんで、サイナラしながら反対車線に行くと、ちょうどバスが来た。
おー、ラッキーと思って止めたら、何とアンマンへ行くですと!めちゃめちゃらっきーやん!
そしてそのバスは行きとは全く違う道で、山を1個越えて小さな村を周りながらアンマンへと進んで行った。
山を越えたからか、行きよりも30分以上かかってんけど、無事アンマンに到着。
良かった良かった、むしろ小っこい村とか通っておもろかったし。

バスターミナルの近くに公園があって、朝通った時にサッカーしてたから、帰りもやってたら参加しようと思っててんけど、この時はやってなかった、残念。
それにしても、朝通ったのって7時くらいやったのに、みんな早起きやね、昼間はクソ暑いからかな。

宿に戻ると、俺の帰りが遅かったんで、みんな心配してくれてた。
ありがとー、そんな心配はよそに、俺はすっげー楽しんでてんけどね。
ペトラに日帰りで行ったやつらも帰って来とった。
やっぱり、結局ペトラで1泊してきたらしい。

ここで、チェックアウトしようとしたらサーメルが、え?まじで?今日も泊まるんとちゃうん!?みたいな感じやった。
やっぱりね、、、ふつーはチェックアウトの時間てあるはずやし、「any time OK!」ってやっぱり違う意味やったんやろーな〜。
俺の英語力がつたなくて、ごめんよサーメル。
でも、俺も俺なりに昨日必死に説明したつもりやってんけどね。。。
お詫びにてゆうほどのもんじゃ全然ないけど、宿出る時に日本から持って来て重宝してたウチワをあげた。
あんまり喜んではなかったっぽいけど・・・。

中東での最後の食事。
宿にいたみんなを誘って、噂のカイロレストランへ繰り出した。
ダマスカスで会ったやつに、これだけは食っとけって勧められてたモロヘイヤスープ、それを最後の晩餐に。
中東を旅するやつらにはかなり有名らしく、みんな知ってた噂の一品。

日本人6人で街中を歩くと、めちゃめちゃ目立つ。
1人でも珍しいのに、×6やからね。
レストランでも、めちゃめちゃ目立ってた。
そして、噂のモロヘイヤスープ、これが噂に違わずめちゃめちゃうまかったーー!!
見た目は青汁みたいに緑色でなかなかグロテスクやのに、飲んでみたら全然苦くもなく、葉っぱの味なんか全然せーへんし、すっげー美味かった!!
しかも、レストランてゆうだけあって、中東らしくなくて、ちょっとしたファミレスみたいで、全然きれいなとこで。
それやのに、ピラフとスープで1JDと値段も全然高くなくて。
最後の晩餐としては、最高の食事やった。

そして、宿へ戻ると、みんなに別れを告げて、空港バスで空港へ。

いやー、それにしても早かったねやっぱり、8日間。
でも、時間のない社会人てことでカツカツの日程やったから、けっこう疲れも溜まってるし、今までの旅よりも早く日本に帰りたい感は強いかも。
当然、もっといたいってゆう気持ちも多分にあるけど。。。

今回の旅、メインはペトラで、当然ペトラも十分良かってんけど、まさかシリアがこんなに良いとこやとはね〜。
シリアは、今回行ってないとこでもっといいとこもあるみたいやし、シリアにはまた来たいな〜、例の如く、それがいつになるかは分からんけど。。。
とにかく中東、聞いてたとおり、いやそれ以上に、すっげー良かったぞーーー。

【本日の収支】
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