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トゥータンさん

サフランボルの街並(夕方)


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予定通り8時15分に起き、顔を洗うとすぐに家を出た。
どーやら今日は雨らしい。
途中、パン屋に寄ってパンを買ってもらった、そんなにいいってゆってるのに4つも。
朝からそんな濃いパンばっか4つも無理っす・・・・。
結局1つだけしか食べれず、残りはバスで食べようと思った。
トゥータンさんの家から少し歩いた所にある、メトロ社(バス会社)の営業所みたいなとこに着くと、その隣の雑貨屋みたいなとこに入った。
トゥータンさんが店のおやじに状況を説明すると、おう飲め飲め!って感じで売りもんのはずのジュースをくれた。
桃のジュース、めちゃめちゃ濃かったけど、おいしかった〜、ありがとぅ♪m(_ _)m
そして、しばらくしてハレム(バスターミナル)までの送迎バスが到着。
ここでトゥータンさんとお別れ、俺はお世話になったしすっげーありがたい気分でいっぱいやってんけど、向こうは思ったよりあっさりしてた。
この時、トルコ滞在4日目にして俺は1つ悟った。
トルコ人、情は熱いが、情は厚くない。
もちろん、不親切なんて訳ではなく、あっさりしてるてゆう意味なんでお間違えなく。。。。
そして、トゥータンさんに別れを告げると、バスはハレムへと向かった。
ハレム到着、なぜか俺めちゃめちゃ有名人になってる・・・・。
「ほらあれが例のバカな日本人よっ」てな感じ!?
で、俺が日本人やからって、「ナカータ、ナカータ」とかゆうてくる。
またかよ〜とか思いながらも、ヒデってトルコでもこんな知れ渡ってんねんな〜て分かり、改めてすげーて思った。
もう1泊ホテル予約する?とか、からかわれながら待っていると俺の乗るバスが到着。
社員の人と握手を交わし、あいさつをするとバスに乗り込んだ。
予定より10時間も遅れてまったけど、まぁ一人旅、トラブルはつきものやし、逆にそれが一人旅の醍醐味ってもんやろ♪
トルコのバスはすごい快適やて聞いていた。
でも、いざ乗ってみると、これっていたってふつーやん、これやったらむしろ日本の夜行の方が・・・・。
まぁ、でも日本のバスと比べたらあかんわな。
でも、サービスはすごいとも聞いていた。
昨日あんまし寝てないし、とりあえず寝ようと思いうとうとしていると、
添乗員「コーヒーか紅茶いかがですか?」
俺 「じゃあ、紅茶を。」
ティーバッグを渡されると、またうとうと・・・・。
添乗員「お湯入れますよ。」
俺 「ありがとう。」
そして、またうとうと・・・・。
添乗員「ごみ取りますよ。」
俺 「・・・・・・・・。」
お湯もゴミも勝手にやってくれー!!
俺はとっても眠いんじゃー!!(怒)
必要以上のサービスはいらないです。。。。(T_T)
サフランボル、そこにはこれといって特に何もない。
ただ1つだけあるのは、それ自体が世界遺産となっている美しい街並。
俺の旅のスタンスは、一つの所に腰を落ち着けてゆっくり過ごすといった、いわゆる滞在型の旅ではない。
時間の関係上、どーしても移動型の旅になってまう。
まぁ、どーせじっとしておれんてゆう性格からそっちの旅の方が合ってんねんけど〜。
でも、イスタンブールの喧騒を離れ、カッパドキアの奇形の洗礼を受ける前に1日くらいはゆっくりするのもいいかと思い、次の目的地にそんなサフランボルの街を俺は選んだ。
途中、添乗員のにーちゃんが俺の横に座ってきた。
がんばって英語で会話をしてみると、そのにーちゃんも大学4回生で、夏休みにアルバイトでバスの添乗員をやってるとゆうこと。
トルコの夏休みは3ヶ月もあるんやと。
そして、バイトの話になると、にーちゃんが俺の1ヶ月の稼ぎを聞いてきた。
俺は大体1000$くらいかなて答えて、にーちゃんは?て聞くと、150$くらいやとゆう。
にーちゃんが月1000$も稼げてええなーてゆうから、でもその分日本は物価がめっちゃ高いから、結局そんなに変わらんで、て答えた。
その時、俺にはこうゆう風な答えしか返すことができんかった。
が、にーちゃんの答えは俺には全く思いもつかんもんやった。
「でも、それでキミはトルコに来ることができるけど、
僕は一生かかっても、きっと日本になんか行くことは
できないよ・・・・。」
そうや、確かにそうや・・・・。
その時、俺の心に衝撃が走った。
考えてみれば当たり前のことなんかもしれん、少し考えれば分かることなんかもしれん、でもこの時、俺の頭の中では事実そんな風に考えることはできんかった。
恥ずかしながら、今ここでそれを聞かんかったら俺はこの先、そうゆう風に考えることは一生なかったかもしれん。
にーちゃんも、別に深く考えてゆった言葉やなかったと思う、自然に出た一言やったと思う。
でも、俺にはその一言がとても重く感じた。
こうゆう風にゆうとすごく大袈裟に聞こえるかもしれんけど、俺はこの時大きな事を1つ学んだとゆう気がした。
俺にはとても大切なことのように思えた。
そのにーちゃんの何気ない一言を聞けただけで、ただそれだけで、俺はこの旅に来た価値があったとさえ思えた。。。。
サフランボルへの道中、すごい雨が降ってきた。
その勢いは、台風来たんちゃうん?てゆうくらい。
が、サフランボルへ着く頃にはそんな雨もすっかりあがり、太陽さえ見え隠れするようになっていた。
やっぱり俺って超晴れ男!?
目指すサフランボルの旧市街に行くには、クランキョイでバスを乗り換えんとあかんかった。
で、乗り換えるバスを探してさまよってると、高校生くらいの女のコ2人組が困ってる俺を見て話しかけてきてくれた。
話してみると、そのコ達めちゃめちゃ英語うまい!!
全然話されへん俺はめっちゃ笑われるし・・・・。
やっぱ英語は話せんとあかんよな〜。
で、何とかドルムシュ(乗り合いバス)の乗り場まで案内してもらった、ありがとー。
(余談)こんなトルコの田舎町でも写真はFUJIFILM、ふつーにすげーと思った・・・・。
旧市街に着くと、既に18時。
information、ふつーに閉まってた・・・・。
歩○方に載ってる宿みんな高いからinformationで安い宿教えてもらおうと思ってたのに。。。。
仕方なく載ってる宿で一番安いとこに行くと、何と俺一人やのに3人部屋で25000ですと!!
トイレ・シャワー付きやし、テレビもあるし、水まで置いてくれてるし、まじっすか!?
貧乏旅行の俺にはもったいなさ過ぎるで♪
そして、気分良く外へ出ると、「メルハバ〜(こんにちは)」と声をかけまくってみた。
トルコ人、顔濃いからめっちゃ怖そうに見えるねんけど、声かけたらめっちゃ笑顔で答えてくれる、特にこの街は。
中にはロクム(お菓子)とかくれる人もおるし、やっぱトルコいいとこやね。
それにしてもサフランボル、のどかでめっちゃいいとこ。
特に何もないけど、ほんま来て良かったわ〜♪
(本日の収支) 5日目 につづく .
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サフランボルへのバスの中から

丘の上に居たトルコ人2人組
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