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いきなり機内のウォーーー！！てゆう歓声に俺は目を覚ました。
何や何やと辺りを見回せば、どーやらＷ杯３位決定戦でトルコが韓国に勝ったらしい。
そーいえば今日は３位決定戦やった。
諸々の事情から、泣く泣く３位決定戦と決勝戦がかぶってしまった今回の旅。
が、日程を決めてしまうと非情なもんでそんなことはこってり忘れとった。
そして更には、機内放送でトルコ勝利の放送までかかり、機内は割れんばかりの大喝采！！
う〜ん先のことを考えると俺としても良かった良かった♪
向こうの人間には日本人も韓国人も一緒やから、もし韓国が勝ってたら行く先々で非難を浴びるとこやった。
それを考えたら日本もトルコに負けてて良かったかも！？
試合してる時はそんなこと考える余裕もなくめちゃめちゃ日本を応援しとったけど。（笑）
そんなこんなで飛行機は順調にトルコへと向かっていた。
しばらく仮眠した後、食事の時隣りの人と話しをするようになった。
どーやらツアコンの人らしく、じぃちゃんばぁちゃんを連れてギリシャに行くんやと。
今まで仕事も含めて世界中いろんなとこに行って来たらしい、うらやましいかぎりや。。。。
飛んでイスタンブ〜ル♪・・・・・お約束（笑）
１３時間半後、無事トルコ・イスタンブール・アタテュルク空港に到着。
入国審査を終えると、とりあえず両替をする為に俺は銀行を探した。
と、いきなりおっちゃんに話し掛けられる。
今回、俺は初めての一人旅とゆうことで、出発前に色々な情報を仕入れておいた。
イスラムの教えには旅人は無条件で助けるべし！ってゆうのがあって、少しでも困ってる人がおったらすぐに声をかけてきて助けてくれるらしく、ことトルコにおいては過去にトルコ籍の難破船を日本が助けたってことから、超親日な国やとゆうことやった。
逆にそれにつけこむ悪人も多いんが現実やとも、特に絨毯屋が。。。。
で、そのおっちゃんとにかく質問攻め。
どっから来たん？とか、どこ行きたいねん？とか（もちろん英語）。
俺が日本から来た、銀行探してるってゆうたら、じゃあこっちやこっちやって。
なぜか俺が見つけてた銀行と逆方向の遠い方の銀行に・・・・。
そっちの銀行の方がレートがよかったわけでもなく、何でこっちに連れてこられたんかよー分からんかってんけど、とりあえず両替してたら、おっちゃんわざわざ俺を待っとった。
ありがとうもうええよ、とか思いながらもまた、どこ行きたい？とか聞いてくるからイスタンブールの街に行きたいってゆうたら、じゃあこっち来いてゆーて連行された。
何か俺、流されるがまま・・・・。
そのおっちゃん曰く、「日本１番！トルコ２番！」、、、、ひじょーに怪しかった。
で、何かバスの待合所みたいなとこに連れて行かれた。
そしたら、ここでちょっと待っとけって。
しばらくしたら女の人がパンフレットみたいなもんを持って来て俺にそれを見せながら何やら説明し出した。
つたない英語力でがんばって聞いてたら、どーやらイスタンブールの街をガイドしたげるとか何とか・・・・。
実はここ観光会社やったりして。。。。
おい、俺よ！！
まんまと連れ込まれてるやん・・・・。
とりあえずいきなし連れ込まれてるそんな自分が嫌になりつつ、ガイドなんかしてもらう気もさらさらなかった俺はひたすら断りまくった。
おねーさん結構しつこかってんけど、俺が折れへんのが分かると急に態度が冷たくなった。
ならとっとと出て行け・・・・みたいな。
でも、アホな日本人観光客はこんな押しとみえみえの営業トークに簡単に負けてまうそうな、やれやれ。。。。
そのまま放り出されるんかと思いきや、ここまで連行してきたおっちゃんがちゃんと街まで行くハワシュ（空港バス）の乗り場まで送ってくれた。
実は根はいい人なのねトルコ人。。。。
しばらく待つとバスはイスタンブールの街へと向けて走り出した。
１９時を過ぎたとゆうのに空はまだまだ全然明るい。
緯度的には日本とあんま変わらんはずやのに何でこんなに陽が長いんやろ？
車中、さぁここからがほんまに一人旅の始まりや！！とか気を引き締めて、とりあえず鞄から地図を出そうとした。
が、鞄に付けた鍵が開かねぇ！！
どーやらどっかに当たってオープンナンバーが変わってもーたみたい。
俺は相当テンパった！！！
とゆーことは、数字は０〜９までの１０通りが３桁、つまり１０×１０×１０＝１０００通り。
あぁ、気が遠くなる。。。。
一瞬鍵を壊そうかとも思った、が先のことを考えるといきなりここで初日から壊すのはまずいと思い、何とか開けにかかることにした。
勝手に変わったとしても元のナンバーからそんなにずれてはないやろうと思い、とりあえず元のナンバーの周辺からあたってみることにした。
そして、格闘すること数十分・・・・、半ば諦めの中いきなり開錠！！
もうほんま涙出るかと思ったわ。。。。
初日から最悪や・・・・（Ｔ_Ｔ）
そんなこんなでちょいブルーな気分でバスを降りると、いきなり日本語が飛んで来た。
「もしもし、何やってんだよ」
振り返ってもトルコ人ばっか。
びびったけど、どーやら意味分かってゆってるわけではないらしい。
次に、トルコ版キャッチのにーちゃんにからまれる。
俺は止まることなく歩き続けてるのに横に張り付いてしつこいったらありゃしない、やっぱり日本人はいいカモなのか！？
結局１０分くらいからまれた。。。。
その後、トラム（路面電車）に乗って宿に行く。
とりあえず前回と同じように初日の宿は日本で予約しておいた。
でも、日本から予約のできる宿、現地からしたら高級とまではいかんくても結構いいレベルのホテル。
やからか、俺みたいなガキが１人でこんなとこに泊まるのは不自然なのか、フロントのにーちゃんはすこぶる俺に不愛想やった。
部屋に入り、荷物を置くと時間を惜しんで街へ。
明るかった空も２１時を過ぎ、さすがに暗みがかかってきた。
まずは夏場は夜間ライトアップされているとゆうイスタンブールのシンボル、ブルーモスクへ。
きれいやった、確かにライトアップされてて幻想的やった。
でも、俺の率直な感想からいったら、正直こんなもんかって感じ・・・・。
前回、スペインのサグラダ･ファミリアを見てもーたからの〜。
でも、ブルーモスクがしょぼかったとゆうわけでは全くないのでお間違えのないよーに！！
夜飯を食べようと思ったが、さっき来た街でこんな遅い時間に手頃な店なんか素人に分かるわけもなく、仕方なくホテルの前の売店のホットドックで我慢した。
かくして波乱万丈、驚天動地の一人旅は幕を開けた。
（本日の収支） ２日目 につづく .
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