16日目:デルフィ       ※ 1ユーロ = 約120円 ※



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5時半に起きる予定が、5時くらいに蚊の総攻撃に耐えれんくなり、たまらず飛び起きた。
電気を点けてみると、部屋の中には10匹はゆうに超える蚊たちがプ〜ンプ〜ンと・・・。
虫除けスプレーをして寝たはずやねんけど、もしかして日本の虫除けスプレーじゃギリシアの蚊には効かんのか!?
そして、格闘すること30分、8匹は倒した俺は、朝っぱらからめっちゃがんばった。
あー、朝からいい運動させてくれるわ。。。

無駄に格闘もさせられたし、シャワーを浴びようと思ってんけど、水しか出んくて諦めた。
朝からブルーな気分。。。 (-__-;)

早朝で宿の人が誰もおらんかったんで、ありがとうの紙を添えて鍵をフロントのテーブルに置くと、6時前には宿を出た。
今日の予定は、6時15分にカランバカを出発して、トリカラで7時発のアテネ行きに乗り換えて、途中10時40分にラミアでデルフィ行きに乗り換えるという、ちょっぴりややこしい行程。
だいじょぶやろか??だいじょぶよね・・・。

カランバカを出発すると、無事トリカラでアテネ行きのバスに乗り換える。
そして乗り換えたバスで、早起きの影響からか、早朝からの蚊との格闘の影響からか、ちょろっと軽く寝てしまった。
で、起きたらバスが止まってた。
ラミアか!?と思ってんけど、運ちゃんが明らかにラミアとは発音してなかったから、どーやらまだっぽかった。

が、そこを出発すると、いつまで経ってもバスが止まる気配がせんよーになってきた。
ハイウェイみたいなところを、ガンガンガンガン猛スピードで進んでいく。
そして、やっとバスが止まると、何とそこはアテネやった。。。


・・・て、何でやね〜〜〜ん ! ! (爆)


どーやらやっぱり、あの止まった所がラミアやったっぽかった。
でも、運ちゃんはラミアとはゆってなかったし、バス乗る時にちゃんと運ちゃんにチケット見せたし、俺がラミアで降りることは運ちゃんも知ってたはずやし。
着いたぞー、くらいゆってくれよーーー!!やっぱギリシア人って冷たいわ。。。
まさに、作り話かのような展開。
まぁ、俺が確認せんかったんが悪いねんけど。

とゆーわけで11時半、不意にアテネに来てしまった。
そして、次のデルフィ行きのバスを調べると、13時発・・・。
1時間半待ちで更にバス代がかかるし、デルフィ着くんも16時になってまうし、その時間って当初の予定ではデルフィ出ようと思ってた時間やねんけど。。。


あー、無駄足無駄金無駄時間 ! !


まぁでも、この逆境をバネにして強くたくましく生きていくぞ!!(かなり強がり・・・)
でもほんま、この状況を楽しめるぐらいにはなれんとね。
一人旅なんて何が起こるか分からんし、こーゆうことが起きるのも一人旅の醍醐味っしょ!?


ここにきてふと思った、ちょっとくらいギリシア文字を覚えた方がいいかもね。
トルコは基本的にアルファベットやったから、「こんにちは」と「ありがとう」と「いくら?」の3つと気合いで乗り切ってこれたけど、ギリシアではそれじゃーちょっと無理。
周り全部ギリシア文字に囲まれたら、頭痛くなって気合いだけじゃ乗り切っていかれへん。
ギリシア4日目にして俺は悟ったね。
そうはゆーても、結局覚えへんねやろーけどね俺は。。。(笑)

バスは13時に出発すると、一路デルフィへとひた走った。
そして予定どおり16時前に到着すると、やっとのことでデルフィの地に降り立った。

K大4人組に安い宿を紹介してもらってたんで行ってみると、誰もいねぇ。
そぅ、16時といえば、もちろんこっちではあの恐怖のシエスタの時間。
こいつらヨーロッパ人はほんとに働かねー、まあそうゆう文化やねんやろーけど。
てゆーか、どちらかとゆーと、日本人の方が無意味に働き過ぎなんやろーけどね。

呼び出しブザーを3回くらい押すと、やっと一人のおばさんが現れた。
例の4人組に紹介してもらって、10ユーロで泊まれるって聞いてきたんやけど、てゆーたら、一人やったら15ユーロやって。
きっとシングルの部屋は15ユーロで、ダブルの部屋が20ユーロなんやろう。
まー、そんくらいがふつーやろーし。
一人やからって単純に二人の半分ってわけにはいかんわな。
もう1件考えとったとこがあってんけど、そこも15ユーロやったし、じゃあもうえーかってことでこの宿にすることにした。

チェックインすると、さっそく街中をぶらつく。
ここデルフィは雄大な山々に囲まれた小ぢんまりとした街。
何か、時間が流れるのが実にゆったりしているように感じる。
今日も太陽が燦々と輝き、暑いことはこの上ないけど。

少し歩くと、段々とお腹が減ってきた。
が、今はシエスタの時間、みんな優雅にお茶の時間。
てことで、果物を買って一度宿へ戻る。
ベランダから雄大な自然を眺めながら果物をそのまま頬張った。
そして、俺はそんな景色を眺めながら改めて思う。
やっぱ本当に心の底から感動するのは、人工物よりも絶対に雄大な自然やな〜って。
そして、俺はしばらくその絶景をぼ〜っと眺めていた。

陽が幾分傾いてきて、暑さもほんの少し和らいできたかなて思い始めた19時過ぎ、今度は街の一番高いとこまで行ってみようと思った(デルフィは山の斜面に沿うようにして建物が立ち並んでいる)。
一番上の道まで行き、更に上れそうな限り上の方に上って行ってみた。
初めは一組の夫婦が俺の後ろから着いて来とってんけど、最後の方はもう道も全く舗装されてなくて、さすがにここまでは来んかったみたい。
こんなとこまで来るアホは俺くらいなんやろな〜と思ってたら、更に上には上がいた。
俺が上りきった所にテントを張って、キャンプをしてる欧米人夫婦に遭遇。
確かに見晴らしはすっげー良いけど、ふつーこんなとこまで来てテント張るか?
まぁ確かに、誰はばかることなく、夜の営みも満天の星空を見上げながら思う存分できると思うけど。。。(爆)

てことで、一番上まで上りきって満足した俺は、行きとは違う道を通って下りてくると、タベルナを物色し始めた。
カランバカの物価が安かったんか、ここのタベルナはカランバカよりも全体的にちと高め。
そんな中、あるセットメニューのある店を発見した。
ガーリックトースト3枚+ミートソーススパゲティ+サラダ+グリルドチキン+フルーツで8.5ユーロ。
確かに、値段的にはカランバカよりも高いけど、この内容で8.5ユーロやったらめっちゃお得。
でも、セットになったら単品で頼むより皿が小さくなったり、量が少なくなったりするやん。
ここも実はそんな感じなんちゃうかな〜てちょっと怪しみながら入ってみた。

まず、スパゲティ。
細うどん再び!?って思ってまいそうな軟らかさで、アルデンテにはほど遠かったけど、それでもまだギリでスパゲティと言えるやろかてゆう感じやった。
次に、サラダ。
何か、上に雑草みたいな細い葉っぱがのっかってて(もちろん雑草であるはずはないねんけど)、まあでも、味はふつーやった。
次にグリルドチキン。
これがまたでかい!!と思ったら、半分くらい骨やった。
これってもしかして、アジア人やからこんなやつでいいやろうってことで、こんな骨ばっかのとこにされたんやろか!?
けっこうお腹いっぱいやったからまーいいわて思ってんけど。
ちょっと、心が荒んできてるね。
で、フルーツはスイカ。
これがまた甘くてうまかった〜♪
ミネラルウォーターが1.5gボトルしかないみたいやったから、お金あんまないし飲み物はいいわてゆーたら、カラフェに水を入れて持って来てくれた。
もちろん水道水やったんやろーけど、こんなとこの水やったら逆においしいんちゃうんて思ってがぶがぶ飲んだ。
で、こんだけ食べて8.5ユーロ。
しっかり量もあったし、別にまずくなかったし、あんまり質にこだわらん俺としては、ほんま満足やった〜♪

十分満足して、帰ってきてシャワー浴びて寝よて思ってんけど、ここで大問題が発生!!
シャワーの水が微かに温かいかどーかて気はするものの、明らかに冷たい!!
でも、シャワー浴びな気持ち悪くて寝られへんタチやし、これはある意味修行か!?
プールやと思えば何てことはない、、、ことはないかも。。。(爆)

結局気合いで浴びてんけど、こんなとこで風邪引いたらシャレにならんよな〜。

(本日の収支)           17日目 につづく    .



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